40代以降の不正出血の原因って?閉経との関係、病気について解説

コンノサトミ

こんにちは、不正出血・月経過多など女性のお悩みに対応している鍼灸院、仙台市若林区のMAHARIQ鍼灸院のコンノサトミです。

目次

また出血してる・・・不正出血にうんざり

このブログは、

  • 毎月生理のような出血が2回以上ある
  • 生理が終わったと思ったのに数日してまらたダラダラと出血する

そんな症状がある方に読んでいただきたい内容です。

MAHARIQの患者さまは、40代以降の女性が9割です。

そんなお年頃の方に時々みられるのが、生理のような出血が月に2回以上みられる、いわゆる不正出血です。

本来、生理の出血は25~38日ぐらいの間隔を開けて起こります。その周期がなぜ乱れてしまうのか、特に40代以降の女性にみられやすいものをお話していきますね。

生理のような出血の原因は何なのか?

西洋医学的な見方

重篤な子宮の疾患

子宮頸がん、子宮体がん、重度の子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症などによって出血がみられることがあります。最近検査してないな・・・とちょっとでも心配な方は、すぐに婦人科の予約をしましょう。

原因疾患があっても原因が分かって安心できるし、重篤な疾患がなくてもよかったなと思えるし、検査を受けることはとても価値がありますよ。

迷ってる状態が一番のストレスです。

閉経が近づいている

日本人の閉経の平均年齢は50.5歳です。閉経の前には一時的に生理の周期が短くなることがあります。そしてそのまま閉経します。

閉経って、だんだん生理の間隔が開いていくイメージの方が多いと思いますが、実はそんなことはないんです。

とはいえ、生理の周期が短くなったからといって、閉経と決めつけられるわけでもないので、もう歳か・・・とあきらめるのは早いです。一時的とはいえ、いつまで続くかはわかりませんので、対策はしていきましょう。

飲んでいるお薬の効果

抗凝固剤など一部のお薬によっては、副作用として出血しやすくなるというものがあります。もし基礎疾患があって服用しているお薬がある場合は、かかりつけのお医者さんに相談してください。

肝臓の疾患

肝臓の機能が低下して、出血傾向になることがあります。健康診断で肝機能の検査値などが引っかかっている方は、早く内科を受診してください。

出血に随伴して起こる症状や不調

貧血

ずーっと出血しているわけですから、長く続けば続くほど貧血傾向になります。この場合は、貧血の対策のために鉄やタンパク質を補っても、結局は出て行ってしまうので(無駄ということはないですが、もったいないですよね)、出血をおさめていく治療を始めましょう。

めまい、ふらつき、動機

貧血によっても起こります。このような症状がみられることで日常生活に支障がでてくることがあります。

ナプキンかぶれ

実はこれが一番キツイとも思っています。不定期に出血するので、それに対処するために長期間紙ナプキンを使用すると、かゆみやかぶれの原因になります。布ナプキン(使い捨てもあります)を使うことでかぶれを抑えることができます。デリケートゾーン用の石鹸や保湿液もおすすめです。

東洋医学的な見方

完全なエネルギー不足

体を動かすため、生きていくためのエネルギー、これを東洋医学では精気(せいき)と呼びます。

生きる源、元気です。

この精気がなくなると”留めておく力”が低下して、出血が止まりにくくなったり、生理周期が短くなります。

エネルギー不足で起こる症状のひとつなので、他にも、疲れやすい、息切れ、顔色が悪い、むくみやすいなどの症状がみられることがあります。

後半の東洋医学的な対処法のところでも詳しくお話していきます。

不正出血の西洋医学的な対処法 

1.子宮の全摘出

40歳を超えて、この先子どもを産むかどうか迷っている場合を除き、子宮の摘出がすすめられるケースも多いです。これは、”原因疾患の有無にかかわらず”です。なので、子宮に悪いところは見当たらないけど、「とっちゃえばスッキリするよ」ということみたいです。それはそうですよね、出血しているところをとってしまうので、出血はみられなくなりますし、生理も来ません。

最近は手術の方法も開腹手術以外に色々選択肢が増えていますし、入院期間も数日ですむケースもあるようです。

デメリットとしては、手術なのでどうしても術後の体力低下や、後遺症がみられることがあります。そのあたりを聞いて、手術を希望しないという方もいらっしゃいます。

2.お薬でホルモンバランスを整える

40代以降に不足してくるホルモンを補充することで、出血を抑えることを期待します。このデメリットとしては、海外ではお薬によって他の婦人科疾患を誘発するリスクがあるという研究結果が出ています。

まだ日本ではそこまでの因果関係ははっきりしていないようですが、積極的にはすすめないようです。

ダラダラ出血、東洋医学ではどうする?

ここではMAHARIQで行っている治療の内容をお伝えしていきます。

生きる源のエネルギーがなくなっている状態の時にしてあげたいことは、エネルギー源を取り込めるようにすることです。

エネルギーというと、食べ物から得られるものというイメージですよね。もちろんそれが大きいです。なので、まずは食べられるように体を整えます。

鍼灸を受けると、自然とお腹が空きます。自然な食欲で食べるので、無理やり食べさせられるのよりもはるかに体に負担が少ないです。

それから、空気(酸素)も大事なエネルギー源です。呼吸が浅くなっていると酸素をうまく取り込むことができません。体ががちがちに凝っている方は呼吸も浅くなります。肩こり腰痛、この辺も改善していくとグッと呼吸がしやすくなります。

食べることと呼吸に関するところを整えていくと、自分の力でエネルギーを作っていけるようになります。

それと一番大事なのが、とにかく休むこと、睡眠です

当然ですが、いい睡眠がとれていないと、エネルギーの浪費が多くなります。夜に何度も起きるようになっていませんか?

特にトイレに起きる回数が増えた方は、お灸をすると回数が減って、ぐっすり眠れる日が増えていきます。すごくおすすめです。

まとめ

40代以降の女性で不正出血が見られる方におすすめなのは

・最近婦人科の受診をしてないなという方は病院に行って診てもらう

・身体が弱っている自覚を持って体をケアし、生活習慣を見直す

40代以降、女性は生理以外でも体力の衰えや体調の変化を感じる方が多くなります。でもこれは年齢のせいだけではないです。これまでの生活習慣の結果が出てきているだけです。

仕事の内容が激務で、そこにたくさんエネルギーを使ってきた、頑張ってきたということなのかもしれません。いきなり働き方を変えてくださいとは言いませんが、生活を見直すチャンスではあると思います。

生活習慣を見直すって言ったって、どうすりゃいいの?という方は、MAHARIQにきてみてください。私が一緒に、あなたの生活を立て直します。気持ちいいお灸で体を整えて、生理周期が安定すると、出血の不安から解放されて毎日が過ごしやすくなりますよ。

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