お灸がおすすめ!とにかく疲れやすい『病気じゃないけどいつも不調』な女性の体質と改善方法を解説!

コンノサトミ

こんにちは!仙台市若林区で女性専門鍼灸院をしています、コンノサトミです!施術ではお灸9割、鍼1割でやらせてもらってます。

目次

とにかく忙しい中年の私たち

現代の30代後半から50代の女性は、出産年齢の高齢化の流れもあって、自分にかかる負荷が多くなっているように感じます。

結婚して子どもが生まれて、やっと子どもが学校行くようになって、さて自分の仕事頑張ろ!と思ったら今度は自分の親の体調が悪くなって病院の付き添いが必要になったり。

子どもがいなくても、親せきや身内の世話を任されることが多くなってくる年齢でもあると思います。

そんな世代の方に多くみられる症状があります。

  • 風邪をひきやすい、家族の風邪をもらいやすい
  • 胃腸の調子を崩しやすい
  • 冷えやすい
  • 疲れが抜けない
  • むくみやすい
  • 気力がおきない
  • クマがずっとあるし肌のハリが無くなった
  • 太りやすい

こんなお悩みがある方は、『気』が足りていないかもしれません。

『気』が著しく弱って起こる陽虚(ようきょ)

仕事や家事が忙しく、睡眠時間が少なくなっていたり、食事が偏ったものになっている、休む時間がじゅうぶんに取れていない場合、命を維持するためのエネルギーである『気』が少なくなってしまいます。

気は体の中では陰陽で見ると『陽』に分類されます。気がとても少なくなった状態は陽虚と呼ばれます。

気の働きはたくさんありますが、その働きごとに分類すると、このような不調が現れやすくなります。

■体の防御機能が低下する

→風邪をひきやすくなる、肌のツヤがなくなる、小じわが目立つ

■温める作用が低下する

→冷えを感じやすくなる、顔色が悪くなる

■巡りが悪くなる

→むくみやすくなる、太りやすくなる、便秘になる、思考が止まりやすくなって頭が回らなくなる

■体の中の代謝(変化させる力)が落ちる

→消化が鈍くなる、疲れが貯まりやすくなる

■必要なものが体の外に漏れ出やすくなる

→少し動いただけでダラダラと汗が出る、生理の出血が止まりにくくなる

陽虚の症状がひどくなると、眠気やだるさ、からだに力が入りにくいなどの症状が現れ始めます。

気を補う、気を生み出す

気のもとは、私たちが生まれるときから持っている気(先天的な気)と、食べ物や空気から得られる気(後天的な気)です。

先天的な気はあとから増やせません。増やせるのは後天的な気だけです。これは食べないことには増えませんから、食事を見直す必要があります。

陽虚を治すためには気のもととなる材料を取り入れる、つまり食事を見直すことと、そこから体に必要な気を生み出す力をつけることが必要です。

さらに、空気は大事なエネルギーです。当然ですが、私たちは呼吸ができないと生きていけません。疲れてため息がよく出るのは、深く息を吐いて、より多く空気を吸い込むためです。

食事は気をつけている方も多いですが、陽虚の特性を考えた食事をする必要があります。

気虚は巡りが悪くなって太りやすくなることもって、ダイエット食をされている方も多いです。冷たい生野菜や果物を中心としたカロリーの低い食事や主食を抜いた食事では、より体を冷やし気虚を悪化させます。

ダイエットをしたい場合でも、気虚の方は主食を抜いたりせず、むしろ増やす必要があります。温かいごはんとお味噌汁をベースとした食事を心がけることで、少しずつ気を作り出せるようになります。

気を生み出すツボのセルフケア

冷えを感じやすい状態である陽虚は、お灸でのセルフケアがとてもしやすいです。

お灸は温めるので、温まる=良くなっている と感じやすいからです。

陽虚の場合は、特に気を作り出す・生み出す力をつけるツボを使うのがおすすめです!

こちらの動画で紹介していますので、ツボの場所をみてぜひセルフケアをしてみてください。押すだけより、温めるのが断然おすすめです。お灸がない場合はホッカイロや湯たんぽ、足湯で温めるのもいいと思います。

まとめ

体力を回復させるのに一番効果的なのは眠ることです。特に陽虚の場合は陽のエネルギーが補充される時間(成長ホルモンが出る時間)22時から2時の間に睡眠を取るのがおすすめです。急に長く眠るのは難しいという場合でも、いつもより10分でもいいから早く寝ることを心がけてみてください。セルフケアに難しいことは実はありません。ご飯を食べて、よく寝る。これだけで改善することはたくさんあるんです。

いや、それが自分では難しいんだよね・・・

という方は、鍼灸治療がおすすめです。ひとりではできないことも、生活によりそった治療とアドバイスでできるようになります。予約をとるのも面倒になっていたら、かなりお疲れのサインです。まずは寝ましょう!!

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